CARPE DIEM

今を生きる旅人大学生の記録・コラム。

校長先生は思っていた以上にまともなことを言っていたと最近気づいた

小学生のとき、毎週の朝礼で校長先生の話を聞かされたことは誰にでもあるだろう。

 

・あいさつをきちんとしましょう。

・返事をきっちりしましょう。

 

みたいな話。

毎回何かエピソードとかを用意してくるが、結論はだいたいこの二つに帰着していることがほとんどだった気がする。

 

小学校高学年のころから私はひねくれ始めていたので、「そんなにあいさつって重要か?」みたいに思い始めていた。

その考えは大学生になった今も幾分か残っていた。

 

たしかにあいさつは大事。しないよりはした方がよい。

ただ、校長が毎回全校生徒に説くほど大事か?とも思っていた。

 

別にあいさつがいくらできたって、学力が上がるわけでも収入が増えるわけでもない。

もっと大事なものがいっぱいあるのではないかと思っていた。

 

 

 

でも最近、思っていた以上にあいさつや返事って大事だなと気づき始めている。

 

さかいは6月から、『引っ越し』のバイトをしている。

バイトと言っても仕事内容はほぼ社員と同じで、引っ越しの作業を無心にやっていく。

 

 

そしてさかいは、その仕事においてかなりの『ポンコツ』である。

別に自分を卑下しているわけではなく、本当に仕事ができない。

 

重たいものを運ぶ力もない、

何度も階段を往復する体力もない、

効率良く作業を進めるための知恵・技術もない、

ただのポンコツである。

 

また、目的地までドライバーにナビをする仕事も、さかいはガラケーユーザーなためそれすらできないというオマケ付き。笑

 

 

毎回のように「ほんっっっとにごめんなさいm(__)m」って思いながら働いている。

 

 

そうは言ってもさかいもガキではないので、「ごめんなさい」と言えばそれで済む問題ではないというのもわかっていた。

自分なりに何かできることをやろうとは思っていた。

 

ただそれがなかなか見つからない。

 

・ある実数値関数f(x)をx軸を中心に360°回転してできる立体の体積を積分を用いて求める仕事や、

・濃度未知の酸(塩基でも可)に濃度既知の塩基(酸)を加えてPHジャンプを発生させることによってはじめの酸(塩基)の濃度を計算によって求める仕事

があれば厭わずに行うが、残念ながら引っ越しでそんな仕事はなさそうだ。笑

 

さっきも言ったように、さかいには力も体力も技術もない。

 

 

じゃあ何ができるのか?

 

と考えたところ、行きついたのは校長先生の話である。

 

あいさつ、返事。

 

 

他の社員の方より早くに出勤する。

他の社員が来たら、元気に「おはようございます!」と言う。

現場で指示をされたら、はっきりと「はい!」と返事をする。

自分がミスをしたら、素直に「すみません!」と謝る。

現場が終わりの際は、感謝の気持ちを込めて「お疲れ様です!」と言う。

 

 

当たり前だが、これにこだわるようにした。

 

これを意識してからは、周りの方から怒られることも少なくなった気がする。

ミスが減ったわけではないはずだ。

ただ、『一生懸命やっている』という気持ちが相手に伝わったからではないだろうか。

 

 

引っ越しのバイトを始めて、こんな基本的なことがこんなにも大切であると気付かされるとは思ってもいなかった。

 

 

もちろん、自分がポンコツでなかったとしてもあいさつや返事は大切だが、『ポンコツ』な人こそ、あいさつや返事をしっかりするところから始めないといけないなと思った。

なぜなら、やろうと思えば誰にでもできることだから。

 

 

校長先生が言っていたことは、さかいみたいなポンコツでもなんとか仕事をやっていくうえで『最低限必要な能力』だったのだと実感した。