CARPE DIEM

今を生きる旅人大学生の記録・コラム。

3か月間の肉体労働バイトを終えて感じた3つのこと

8月もいよいよ明日で終わるという今日、私の引っ越しのバイトの最後の日も終わった。

 

割と勢いで申し込んだ引っ越しのバイト。

 

ちなみに(本音の)志望動機は、

  • 3ヶ月限定でも雇ってくれる
  • 時給が良い
  • シフトの融通が利く

であった。

 

 

ちなみに、これはちょっとしたネタだが、

私は『さかい』のくせにサカイ引越センター以外で働いていたということ。笑

 

 

 

しかし、ここまで自分が成長できるとは思っていなかった。

 

それは、肉体的にという意味ではない。

今でも階段を上るのはしんどいし、重たいものもあまり持てない。

 

精神的にというか、自分の中で気づいたことがいくつかあった。

 

 

今日はそれについて書いていこうと思う。

 

 

 

①あいさつ・返事は大事

これはこちらの記事でも書かせてもらったが、

sakaisensei.hatenablog.com

あいさつや、返事は大切だということ。

 

 

上の記事でも書かせてもらった通り、引っ越しにおけるさかいの能力は、ポンコツ

ほんとサカイ引越センターで働いてたら恥ずかしくてありゃしないなと思う。笑

 

そんなポンコツでも仕事が与えられている以上、必死にやるしかない。

なぜなら、特別な技術も力もスタミナもないから。

 

できることと言えば、「声を出す」くらい。

 

朝、従業員に出会ったら、「おはようございます!」

何か指示をされたら、「はい!」

何か自分がやらかしたら、「すみません!」

仕事があがったら、「お疲れ様です!」

 

これらを言うことに、技術も力もスタミナもいらない。

 

ポンコツでもできる。

 

自分がどうやらポンコツだと自覚してからは、これをより意識するようにした。

 

 

「この人、ちょっと苦手やねんな~~」みたいな人もいたが、その人にも

「オハヨウゴザイマァァァス!!!」

とあいさつすれば、当たりのキツさも少しマシになった。(それでもキツかったけど笑)

 

 

あいさつや返事は、きっと、どんな職場でどんな人間がいようとも、最低限出来ていれば受け入れてくれる『道具』なのだということが分かった。

 

 

②技術のある人ほど楽ができる

引っ越しの流れはこんな感じだ。

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作業は3人でやることが多く、家からトラックまで荷物を積む場合、上のように『一番手』『二番手』『三番手』に分かれる。

 

それぞれの役割はざっくりとこんな感じ。

一番手:効率良く荷物を梱包し、出していく。場合によっては家具の分解も行う。

二番手:ただひたすら犬のように荷物をバケツリレーする。

三番手:荷物が崩れないようにバランスよくトラックに積む。

 

 

さて、この3つの役割を見て、一番技術が必要なさそうな役割は何だろうか。

 

無論、『犬のような役割』である二番手である。

 

 

では次に、この3つの役割を見て、一番しんどそうな役割は何だろうか。

 

これも、『犬のような役割』である二番手である。

 

 

 

つまり、技術のないものは仕事を選びようがないということである。

 

そして、仕事かおもしろいかどうかも一番手や三番手である。

二番手はくそしんどい。

 

荷物が重いのはもういい。

特にエレベーター無しの物件で、炎天下の中階段をひたすら上り下りするのはキツイ。

汗がすんごい。

 

「暑い」、「しんどい」と言っても仕方がないので、さかいは「気持ちイイ♡」と言い聞かせて、いや、実際に声に出しながらやっていた。

周りに聞こえていたら完全にやばいやつ。笑

 

 

もちろん一番手も三番手も大変だが、二番手に比べたらマシだろう。

 

 

私を二番手にした人に対して不平は全くない。

なぜなら私は二番手しかできないから。

 

そしてこうした縮図は社会に出たらより顕著に出るのだろうと感じている。

 

 

「誰にでもできる仕事」は、しんどい&おもんない。

「自分の専門性」を持つ必要がある。

 

 

特に、「人を動かす」立場になると、個人的にはグッとより楽しめるだろうな~と感じている。

 

 

 

③良いお客さんになろうということ

これはこっちの記事でも言ったことだが、

sakaisensei.hatenablog.com

引っ越しの現場に行くといろいろなお客さんがいる。

 

別にいちゃもんを言いつけるような悪い客は一人もいなかったが、いろんな客がいた。

 

 

生々しい話かもしれないが、これが一番わかりやすいのでこの話をするが、『ご祝儀』。

 

ご祝儀とは、お客さんが私たち作業員に『チップ』として、現金をくれることである。

 

 

ホント生々しくて申し訳ないが、1000円でこんなに人は幸せになるんかと思った。笑

 

1000円なんて、時給で言うと1時間にも満たないし、居酒屋などに行けば一瞬で消えてしまうような額ではあるが、直接受け取ると1000円の力というものはすさまじく上がるなと感じた。

 

 

現金でなくても、冷たい飲み物をくれるだけでも、大変ありがたかった。

 

これに関しては、ほんの150円で人に幸せにできるのである。

 

 

こういうことをできる人はきっと、普段から様々なところで得をしているんだろうなと思う。

 

自分もそういったになりたいと思った。

 

 

 

 

そんなこんなことを、引っ越しという肉体労働でさかいは身をもって学んだ。

正直、引っ越し屋ではそれほど役には立てなかったが、自分が将来大きくなって、社会に何らかの形で役に立つという意味で、このバイト先にも恩返ししたいと思っている。

 

ありがとうございました!