CARPE DIEM

今を生きる旅人大学生の記録・コラム。

モロッコに行く人は大衆浴場『ハマム』に行ってほしい

私が泊まるゲストハウスは1000円以下のところが多い。
こんな感じの牢獄のような部屋のときもある。

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個室だが部屋にあるのはベッドだけ。



 


そういう場合に困ることの一つが、シャワーだ。

汚いとは言わなくても、きれいとは言い難い。
お湯が出ないところもある。


こういうところに好きで泊まっているところもあるが、やっぱりシャワーはきれいに浴びたい。

 

ロッコに行ったときも同様に安いゲストハウスに泊まっていたのだが、『ハマム』という公衆浴場がある。


ハマムには二種類あって、
・観光客が行くきっちりしたところ
・地元の人が行く安いところ
があり、値段は10倍近く変わってくる。


となると、行くのは後者の方になる。

 

ロッコの古都、フェズに滞在していたときだ。

泊まっていた宿の近くに地元の人が行くハマムがあるとのことだったので、行くことにした。

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宿から撮影。有名な「ブー・ジュルード門」。

 

(貴重品は置いて行ったので写真ないですすみません)


それっぽい場所に来て、その辺のおっさんに「ハマム?ハマム??」と聞いて、到着できた。

 

観光客用に作られていないので、自力でたどり着くのは難しいと思う。

そういう時はその辺のおっさんに聞くのがベスト。

 


男湯女湯は時間で分かれている。


入場料は、たしかに150円くらい。


入場料を渡すと、ロッカーを閉める用の南京錠をもらえる。

まあいずれにしろ、不要な貴重品は持っていかないほうがいいだろう。


ちなみに持ち物は、
・小銭
・着替え
・カミソリ
・石鹸
・タオル
ぐらいだ。


ロッカーで服を脱ぎ、南京錠を閉める。
下着とサンダルは履いたままで、中に入る。


公衆浴場と言っても、日本の浴室のような湯船はなく、体を洗うだけという感じだ。
石鹸やシャンプーなどの備品は、何もない。

と言っても、現地の人はそこで2、3時間もいるみたいだが。


小学校の掃除で使うような金属のバケツが渡されるので、それに自分が使うお湯を入れる。
熱いお湯が入った湯船と、冷たい水が入った湯船があるので、自分好みの湯加減になるようにバケツに混ぜる。


適当に空いているスペース(地べた)に座って、自分の思うがままに体を洗う。

 

ちなみに、多くのハマムには、『垢すりサービス』がある。

要は、自分の体を洗ってくれるサービスだ。


私は恥ずかしくて頼まなかったが、いい歳をしたおっさんがいい歳をしたおっさんの体を洗っている光景は、なかなかおもしろかった。笑

洗ってもらっている人は、猫のように気持ちよさそうにしていた。笑

 

 

写真が撮れなかったので、筆記試験で満点とっても通知表が10段階の7だった私がイメージ図を描いた。

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(どうか伝わってくれ)




そんなこんなで、地元のディープさにどっぷり浸かってハマムを満喫することができた。

安い分、周りを気にせずゆっくりと体を洗えるので、コスパはかなり良いと思う。

 

入るには勇気がいるかもしれないが、興味がある方はぜひ行ってみてほしい。