「旅」と「旅行」の違いを私が説明しよう。
今、一番食べたいものは、断トツでカレー。
どうも、さかいです。
よく、
「海外行って何しているんですか?」
と聞かれる。
この質問の回答が非常に難しい。笑
確かに、観光はする。
しかし、それだと普通の旅行になる。
個人的に、「旅行」と「旅」は別物。
- 旅行は、ゴール地点を楽しむもの。
- 旅は、ゴール地点までの過程を楽しむもの。
ゴール地点とは、
- ディズニーランドで遊ぶ
- 世界遺産のタージマハルを見る
- 異国の名産料理を食べる
などといった、はっきりとした目的。
旅行は、それを楽しむもの。
それに対して、旅は、そこまでに行き着くまでの過程を楽しむもの。
もちろん、旅でも世界遺産には行くし、たまには奮発しておいしいものを食べる。
ただ、思い出に残るのは
- どんな人に出会ったか
- 道中でどんな景色を見たか
- どんなハプニングがあったか
など、「過程」に関するものの方が強い。
(インドでその辺を散歩していて出会った子どもたち)
ゴール地点までの過程を楽しむのが、旅。
これをうまく一言で伝えるために、
「海外行って何しているんですか?」
という質問には、
「冒険しています。」
と答えるようにしている。
でも、「過程を楽しむ」のは、旅に限らないと思う。
例えば、ロールプレイングゲーム。
あれの醍醐味は、キャラクターやモンスターを倒してレベルアップしていく「過程」を楽しむところではないだろうか。
初めから最強モンスターを所有していて、ひたすらザコ敵を倒して進んでいっても、何も楽しくない。
他には、工作や描画、ジグゾーパズル。
完成した作品を眺めることより、完成までの「過程」をアレヤコレヤ考えることに楽しみがあるはずだ。
「楽しむ」ものではないかもしれないが、受験勉強も、思い出に残るのは「あ〜あのときキツかったけどがんばったな〜」という過程ではないだろうか。
もちろん、ゴール地点や結果というものも大切だ。
社会で評価されるのはこっち。
点数や資格、完成した作品などが評価される。
これは当然だと思う。
過程を評価するのは非常に難しい。
「漢字を覚えるために、毎日ノートに1ページ練習しています。」
という人に対して、
「おお、がんばってるなあ!」
と言う人もいれば、
「いや、1ページだけかよ…」
と言う人もいるだろう。
"がんばったかどうか"を判断するのは、判断する側の主観に依るので、難しい。
だからこそ、結果が大切。
さっきの例なら、漢字テストをやれば一目瞭然。
テストでクラス3位なら、誰がどう見ても"クラス3位"であることに変わりないから。
そんな話をバイト先の塾で生徒に話したりする。
君たちの世界(学校など)では、がんばれば許してくれるような風潮がある。
テストで点がとれなくても、課題や補習をこなせばオーケー。
ただ、社会に出ればそういう訳にはいかない。
ノート100ページ勉強したのに不合格になると、「100ページ勉強したから特別に合格!」とはならず、「100ページも勉強したのに合格できなかったのですね。残念でした。」となるのが社会だと。
まだ社会に出て働いていない私が言うのもなんだが、実際そうだと思う。
社会で評価されるのは明らかに結果。
ただ、その一方で「過程」も無駄にしてほしくないとも思う。
結果:評価の対象
過程:楽しめる部分
だから。
余談だが、結果重視の現代社会の中にありつつも、日本人には「過程を重んじる」国民性が備わっているらしい。
例えば、茶道や武道。
私はそれほど詳しくはないが、茶道ならお茶を飲む前に茶碗を回したりする作法、武道にも試合前の作法がある。
これは、過程を重んじる国民性から生まれたもの。
日本人でよかったと、ちょっと思った。
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