CARPE DIEM

今を生きる旅人大学生の記録・コラム。

眠そうに授業を受ける生徒にキレる先生に言いたいことがある。

スペイン語に囲まれすぎて、英語で話していても「Yes」より「Si」が先に出てしまう。

 

 


どうも、さかいです。

 

 


リアルタイムはチリのバルディビア。

 

やっとチロエ島脱出しました。

 

 

 

今回も旅とは関係のない話。

 

 

いや、旅のネタはあるんよ。

 

ただこれまでのクソ長い移動時間に書き溜めしたやつを消化したいんよ。笑

 

 

 


私は大学に入ってからずっと、バイトで塾の先生をしていた。

 

 


集団授業なので、色んな生徒がいる。

 


中には、寝そうになる生徒もいる。

 


こうした生徒について、どんな対応を取るか。

 

 


そもそも、授業中に眠くなるのは、なぜか。

 


様々な要因があるが、果たして、それらの要因は全て生徒によるものなのか。

 

 


私は、授業中眠くなるor寝てしまう生徒がいるのは、

先生である自分自身のせい

だと思って授業をしている。

 

 


はっきり言うと、

授業中に眠くなるのは、眠くなる授業をしている自分が悪い。

 

 


そう思って、授業をしている。

 

 


学校でも、授業中寝ていたらキレる先生はいたが、そういう先生に限って、眠たくなるつまらん授業をしている。

 

 


もちろん、生徒が夜更かしして睡眠不足になっていたり、自分ではどうしようもなさそうな要因もある。

 


でも、相手がどうだとかを考える前に、

自分に何ができるか

を考えるべきではないだろうか。

 

 

生徒が、

「先生の授業がつまらんから眠い」

と言うのはナンセンスだが、

 

先生が、

「眠そうに授業を受けるやつはけしからん」

と言うのもナンセンスだと思う。

 

 

 

きっと、教える側にも原因がある。

 

 


私も中学の国語の授業や、高校の社会の授業はクッソ眠たかった。

 

 


きちんと睡眠はとっていたが、部活やら体育の授業やらしていたら、どうしても眠たくなる。

 


授業を受けるための努力はしているが、それでも眠たい。

 

 


そんな人に、キレて起こすのはナンセンスではないだろうか。

 

 


自分にも原因があるのではないかと、考えるべきである。

 

 


なぜなら、

他人を変えるのは非常に難しい。

 

自分が変わる方がはるかに簡単だから。

 

 

 


ちなみに私の授業では、授業中に寝る生徒はいない。

 


眠そうにウトウトしている生徒もほぼ0人。

 

 

生徒曰く、私の授業は眠たくならないし、あっという間に終わるらしい。

 


これは私の狙い通りである。

 

 


生徒が眠たくならないように実践していることがある。

 


それを紹介したい。


バイトで教えているだけの私が言うのもおこがましいかもしれないが。

 

 

 


【ポイント①:過不足なく伝える。】

生徒に新しい単元を教えるとき、熱心にアレヤコレヤ教える先生はいる。

 


でもそれって、自己満足ではないだろうか。

 


私は「過不足」の中でも「過」の部分ができないように、特に気をつけている。

 


「不足」が問題であるのは言うまでもないが、

「過」ができるのも問題である。

 

 


無駄な情報が増えれば増えるほど、生徒は退屈になる。

 


それと同時に、本当に伝えたい本質の部分も薄くなる。

 

 


無駄な情報をできるだけ削ぎ落として、端的に伝えるように心がけている。

 

 


【ポイント②:いちいち書かない・言わない】

つまらん授業をする先生の多くは、

いちいち書き、

いちいち言う。

 

 


例えば、答え合わせをするとき、

「答えは『ア』ですね〜♪」

と言って、黒板にいちいち『ア』と書く。

 

 

例えば、新出表現を紹介するとき、一つ一つ丁寧に教科書に書いている内容をそのまま読み上げる。

 

ひどい人は、それをそのまま板書する。

 

 


どちらも、無駄でしかない。

 

 


答えを黒板に書くサービスも、教科書の内容を音読するサービスも、必要ない。

 

 


私は、答え合わせをする場合は、板書をせず口で言うだけのときがある。

 


記号問題でない場合もだ。

 


話すスピードは、書くスピードよりはるかに早いから。

 


無駄な時間がなくなり、生徒は退屈しなくなる。

 


しかも、話を聞き逃してはいけなくなるので、しっかりと話を聞いてくれる。

 

 


もちろん、英語を習いたての中学一年生や、綴りがややこしい単語が出てくるときなどは、きちんと板書する。

 

 


ただし、それも生徒が問題を解いている間にできるだけ準備をしておき、答えのコアとなる部分だけ後で板書する。

 

 


「生徒が私の板書が終わるのを待っている」という状況は極力減らすようにしている。

 

 

 


【ポイント③:授業中に休憩時間を取る。】

これは一番意識しているポイント。

 

 

私は毎回の授業中、毎回2~3分程休憩を取る。

 


その間は、周りの友達としゃべってもいいし、寝てもOKにしている。

 

 


なぜ、そのようにするのか。

 

 


眠気から解放するためである。

 


当然だが、

眠たくなる状況から抜け出す一番の方法は、寝ることである。

 

 

寝れば、眠たくならない。

 

 


30分間ウトウトしながら授業を受けるより、3分休んで27分間しっかり授業を受ける方が、生産性は高い。

 


3分では寝れない生徒も、周りの友達と楽しい話をすることで、自然に目が覚めてくる。

 

 

 

そもそも、人間の集中力は45分が限界と言われているので、中学生相手に90分間ずっと集中しろというのがナンセンス。

 

 


集中してほしい時間を設けるために、集中しなくてよい時間を作る。

 

 


ちなみにその間、私は何をしているかと言うと、次に必要な板書をしたり、生徒に配布物を配ったりしている。

 

 


ポイント②の、生徒が退屈になる時間を作らないために、先に動いているのである。

 

 


板書も配布物もない場合は、起きている生徒とコミュニケーションを取る。

 

 

 

 


以上が、私が授業中、生徒が眠たくならないように心がけていること。

 

 


もう一度言うが、授業中眠たくなるのは生徒ではなく先生の責任だと私は考えている。

 

 


究極、生徒が夜更かしをしているなら、夜更かしをしないように生徒に呼びかけて心を動かせばよいとも思っている。

 

 


そう考えるのはなぜかと言うと、

他人を変えるのは非常に難しいから。

 


自分が変わる方がはるかに簡単。

 

 

 

これって多分、色んなことに当てはまるよね?

 

 



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(ブラジル、パンタナールの夕焼け)

 

 

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