【野宿?!】ヒッチハイクを失敗して何もない道に投げ出される。
外国の寿司ほど期待値と現実のギャップを感じるものはないと思う。
どうも、さかいです。
リアルタイムはウマワカ。
アルゼンチンも今日で終わり。
トランキーロで秘境、マーブル洞窟を周ってきた私。
ツアーは11時頃に終わったので、早速次の目的地へ。
向かう先は、コジャイケ。
220キロ程先。
またまたまたまたヒッチハイクで行く。
「お前昨日12時間ヒッチしてヘトヘトなってたくせにまたヒッチするんドMなん?」
という意見が出るかもしれないが、私はヒッチをする。
お金が浮くという理由ももちろんあるが、それ以上におもしろいからヒッチをする。
ヒッチハイクでないと見られない景色や出会いがある。
ワクワクするから、ヒッチハイクをする。
さすがに昨日の12時間ヒッチはキツかったけどw
ただ、結果的にこの日のヒッチも相当キツかった。
昨日と同じかそれ以上にキツかった。笑
昨晩の夕食も今朝の朝食も食べていなかったので、食料を調達してからヒッチ開始。
また犬がやってきた。
この犬も車がやってくると車に近づいてワンワン吠え、『吠えてきたでっ☆』と言わんばかりの顔をして戻ってくる。
うん、邪魔や。笑
走る車に寄ってかかるのって、犬の習性?
調べてみた。
犬が車を追いかける行動は、全く自然なものです。こういった行動は狩猟本能の現れで、動くものは何でも獲物に見えるのです。侵入者から自分の庭を守ろうとする、縄張り意識に反応する犬もいます。強い牧羊犬遺伝子を持つ犬は、言うことを聞かない車を“群れ”に連れ戻そうとしているのです。
うん、やっぱり習性なんや。
でもかなり危ないねんな~
もはやこのブログではおなじみの体勢で車を待つ。
待つこと4時間。
ようやく一台のトラックが停まってくれた。
ところが、13キロだけしか進まないとのこと。
どうしよう。
変に小さい町に出て、次の車が捕まらずに夜を迎えたら宿探しが大変。
現在15時半。
このあたりは車が停まってくれそうな雰囲気もあまりなかったので、どうしよう。
そもそも13キロ先なんかに町などあったか?
どうしよう。
............
......うん、行こう。
この町にずっといても面白くないし、少しでも進もう。
乗せてもらうことに。
お兄さん、ありがとう!
しかし、この選択を後に後悔することに。
お兄さんに「ここまでや」と言われ、トラックから降りる。
何もないやん〜〜
何もなさすぎる。
町でも村でもなく、道。
お兄さんは山へ入って何か用事を済ませると、すぐに引き返していった。
時刻は午後4時。
テントも何もない私が、道端でぼっち。
これ、捕まらんかったらやばいぞ。
町まではアップダウンのある道を15キロ弱進まないとのいけないので自力では相当キツい。
車が停まってくれなければ、ここで野宿?
いや、テントなしだと絶対に体を壊す。
季節は春とはいえ、日が沈むとかなり冷える。
なんとか町まで進むしかない。
がんばろう。
……とはいえ、車がほとんど通らない(10分に1台くらい)ので、がんばりようもない。
とにかく、祈る。
日が落ちていくごとに、不安になってくる。
停まってくれ。
この旅史上一番ヤバいと思っていた。
停まってくれ。
停まってくれ。
…………
一台のトラックが停まってくれた。
15キロ先の町の近くまで乗せてくれた。
菩薩のお二方、ありがとうございます!!
(ホッとしすぎて写真撮るの忘れた)
着いた場所はここ。
何もないやん!と思うかもしれないが、よく見てほしい。
写真中央に、バスの停留所がある。
その隣に、木製の高台のような建物がある。
そこに登ると雨風の防げるいい感じのスペースがあったので、最悪ここで野宿しよう。
(まあ、そこが無理でも5キロ歩けば町があるので安心していました。笑)
本日まだ30キロも進んでいなく、目的地までは200キロ近く残っていたが、峠は越したと確信。
誰かが飼っているのか野生なのかもわからない羊さんたちの写真を撮る余裕も。
午後7時。
待つこと1時間。
一台の車が停まってくれた。
しかもしかも、目的地のコジャイケまで行くとのこと。
逆転ホームランや!!
目的地まで乗るだけ。
宿探しせなあかんけど。笑
安心して寝たいところだが、寝るのはマナーとしてよくないので、起きてコミュニケーションをとる。
もちろんスペイン語だが。笑
こういうとき、もっとスペイン語が話せたらなーと思う。
別に、スペイン語(英語もやけど)を話せなくても、旅はできる。
でも、言葉を話せる方が断然『楽しく』旅ができる。
旅に語学はマストではないが、あると楽しめるツール。
そう思います。
車はどんどん進む。
山を越えて隣町、さらに山を越えて隣町へ。
途中の道はとてもきれいだった。
(これはそんなにきれいな写真ではないけど)
コジャイケに到着したときは、午後22時を過ぎていた。
私が宿を予約していなかったので、安い宿がある近くまで送ってくれた。
菩薩のお兄様、誠にありがとうございます感謝申し上げます。
(到着して真っ暗だったのと2日間シャワーを浴びてなくて髪の毛がアホ毛状態になっていたので写真撮っていない)
本当に助かった。
危うく本当に野宿をするところだった。
スペイン語をカタコトも話せない私を乗せてくれた人たち、本当にありがとう。
こういう風に人に優しくされると、自分も誰かに優しくしないとって心から思う。
南米に来てから、give and takeでtakeしまくりや。
宿に到着。
いつもはこのタイミングで宿の情報を載せるが、今回は次回へ持ち越しで。
いろいろあってこの町では3ヶ所の宿に泊まったから。笑
疲れていたが、昨日シャワーを浴びなかったのでさすがに今日はシャワーを浴びてから寝た。笑
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