旅にとって英語力とは、ラーメンの味付き玉子のようなものである。
最近は何を食べてもお腹を壊さなくなってきた。
どうも、さかいです。
リアルタイムはウユニ。
昨日体調崩して一日ぶっ倒れていましたが今日は快調です◎
今日は『旅×英語』について考える。
『旅するのに英語できないと困るでしょ!』と思う人もいる一方で、『英語できなくてもハートがあれば伝わるぜ!』という人もいる。
実際のところどうなのか、私なりにまとめてみた。
【私の英語力】
たまに、
「英語は話せるんですか?」
と聞かれることがある。
それに対して私は、
「日常会話程度です。」
と答えている。
これでも私は、数学の次に英語は得意。
大学入試のセンター試験では9割。
記述式の二次試験でも獲得した点数の割合は一番高かった。
半年くらい前に受けたTOEICでは、835/900点。
大手企業が求める基準は大体クリアできる。(海外赴任でも)
世間的にはもっと評価が高いのかもしれないが、それでも私は
「日常会話程度です。」
と答えている。
それは謙遜ではなく、本当に日常会話程度しかできないから。
【なぜ日常会話程度なのか】
海外に行ったことのある人なら分かるかもしれないが、
・学校教育の英語
・実際に活用できる英語
は、異なる。
割と異なる。
学校教育の英語は、基本的に『インプット』
・単語を覚える
・文法を覚える
・長文を読む
これらは全て、インプット。
先生が前で授業をして生徒が黙ってそれを聞くという授業形態も、インプット教育を一層助長している。
「教科書を音読するのはアウトプットではないのですか?!」
という声が挙がるかもしれないが、これもインプット。
なぜなら、決められた文を読んでいるだけだから。
声に出すことで、効率よくインプットをしていることにすぎない。
自分の考えや行動を紙に書き出したり声に出すのが、アウトプット。
受験の英語に関してもそう。
『受験英語』と揶揄されるのも、ほとんどインプットだから。
基本的に、覚えるべきものを覚えれば、点数が取れる。
言ってしまえば知識ゲー。
和訳や英作文も、どれだけ場数を踏んで引き出しを持っているかで決まる。
これは英語に限った話じゃないと思うけどね。
数学や物理化学でもそう。
また、「実践的な英語力を〜」とか言ってリスニング教育に力を入れたりしている学校もあるが、リスニングもインプットやから。笑
話を一方的に聞く授業の、どこが実践的なのか私にはわからない。
TOEICもそう。
一般的に重要視されるのは、
Reading&Listeningテストのスコア。
このテストは、単語を覚えて速・精読の練習をし、リスニング力を鍛えれば、点数が取れる。
しかも、TOEICの問題はパターンなので、『TOEICの勉強』をすれば、ある程度の点数は取れる。
私ができるのは、こういった『学校教育の英語』のほう。
こっちの方だと、その辺の人が相手なら蹴散らせるくらいの自信はある。
ただし、『実際に活用できる英語』に必要なアウトプット能力、すなわち
Writing&Speakingの能力は、まだまだ。
もちろん、インプットの英語力がアウトプットの英語力に全く影響を及ぼさない訳ではないが、結構別物だと思う。
だから私は、「英語は日常会話程度です。」と言う。
【英語は世界旅行に必要か】
英語は世界旅行に必要か?
ようやく今回のテーマ。
私の答えはこれ。
必要ではないがあるとより楽しい。
まず、『必要ない』ということについて。
旅をしていて出会う人で多いのが、『英語できない人』。
意外に多い。
「TOEIC300点台でした〜」とか、「英語は欠点ギリギリでした〜」みたいな旅人は割といる。
むしろ、「英語は得意でした!」とか、「国際系or外国語系の大学に通っていました!」という旅人の方が少ない。
というか、ほとんど見ない。
そんな英語ができない人でも、なんだかんだ旅できている。
最近別の方向で話題の『世界の果てまでイッテQ!』で、出川が下手くそな英語ながらもコミュニケーションが取れているのを見ればわかるだろう。
だから、海外へ行くのに英語力は必要ない。
そもそも、中国やロシア、中南米では英語通じないしねw
ただし、英語はできる方が楽しい。
【英語はできる方がより楽しい】
英語はできなくても、海外には行ける。
絶対に行ける。
私が保証しよう。
ただ、英語の勉強は必要ないかと言われれば、そうでもない気もする。
英語ができると、楽しさの幅が広がる。
現地で出会う人とコミュニケーションをとるのは、楽しい。
その際、言葉が通じないと、非常にもどかしく感じる。
日本人の旅人と話すのももちろん楽しいが、せっかく海外に来たのだから、いろんな人と話す方が楽しい。
また、建築物の説明なども日本語表記や音声があるところは少ないので、こういった観点からも、英語力はあったほうが楽しい。
つまり、なくてもよいが、ある方が嬉しい。
言ってしまえば、英語力とはラーメンの上に佇む味付き玉子である。
(うまく言ったな~~)
私のイメージとして、英語力とは、
・一眼レフを持っていく
・ビジネスクラスに乗る
・現地にいる人と繋がり、会いに行く
などの旅の『オプション』の一つとして、
・英語力がある
という感じ。
なくてもよいが、ある方がより楽しめるよねってこと。
トッピングがなくても、ラーメンはおいしい。
でも、海苔やチャーシューやネギなどのトッピング(=旅のオプション)がある方が、よりおいしいよね。
英語力は、そのトッピングの一つ。
ちなみにさかいはお子ちゃまらしいコーンのトッピングが好きです。
【英語できてから行くはNG】
「英語できる方が楽しめるのか!それじゃあ英語できるようになってから海外へ行こう!」
これは最もNG。
まず大前提として、初めて海外に行く人で英語力の不足を感じない人など一人もいない。
私もそうだし、TOEIC900越えの外国語系の大学院生でも、英語力の不足を感じたらしい。
そんな人でも英語力の不足を感じる。
いくら日本で英語を磨いても、英語力の不足は感じるもの。
そもそも、
『英語を勉強→海外へ行く』
という順序が間違えている気がする。
「英語できるようになってから海外へ行きます!」
これって野球に例えると、
「野球がうまくなってから野球の試合に出ます!」
と言っているようなもの。
そんな人、いつまでたっても試合には出られないし、うまくもならない。
下手くそでも試合に出て、失敗して、何が足りないかを見つけてから練習するほうが、うまくなるだろう。
英語でも同じ。
英語できないなりに海外へ飛び出して、英語力の不足を感じてそれをモチベーションとし、どんな英語力が本当に必要かを実感し、勉強する。
こちらの方が、はるかに効率的である。
だから、海外に行きたいなら、今すぐ行こうぜ。
【まとめ】
- 学校の英語教育は、インプット教育
- 海外で必要なのは、アウトプット教育
- 英語力がなくても、海外には行ける。
- ただし、英語力はあった方が楽しみは広がる。
- つまり英語力とは、旅の一つの『オプション』
- 『英語を勉強→海外へ』ではなく、『海外へ→英語を勉強』
......おれがよく行くラーメン屋のリンクでも貼っておくか......
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