大学で数学を勉強しようと思う方はこれを読みましょう【前編】
旅のことばかり書いてても(私が)おもしろくないので、今日は別のことを書きます。
ということで、数学の話を。笑
(読むのやめないでね!読むのやめないでね!)
私は 現在大学で数学を専門に勉強している大学生です。
自分で言うのもなんですが、国立大なのでかなり高度なことを勉強しているつもりです。
ただ、大学に入学する前と後では、大学の数学とはどんなことを 学ぶのかということに、「かなり」ギャップがありました。
そのため現在大変苦しい思いをしております。笑
さかいみたいな苦しみを味わう人が一人でも減ればいいなと思って、今回は書きます。
大学で数学を勉強しようと思っている高校生にはぜひ読んでもらいたい。
いきなりですが、というグラフを考えてみましょう。
小学校で習う、何の変哲もないグラフです。
当たり前ですが、xの値が大きくなればなるほど、yの値は0に近づきますよね?
では、それを証明してください。
これが大学で最初に習う数学なのです。笑
おそらく、小・中学校の先生はこう言うでしょう。
いいですか、みなさん(^^)
xが10のとき、yは0.1
xが100のとき、yは0.01
xが1000のとき、yは0.001
ですから、xが大きくなればなるほどyの値は小さくなりますよね~♪
しかし、この主張だと数学者はこう言います。
じゃあxが1001のときはどうなるの?
1001でも小さくなると示したとしても、
じゃあxが1002のときはどうなるの?
ということになるのです。
つまり、私たちが”当たり前”だと思うことを、きちんと”論理的に”証明をする必要があるのです。
私たちも数学の証明で「自明」と書いて証明を省略しようとすると、本当に自明でない限り、教授たちはツッコミを入れてきます。笑
これは実際に教授が言っていた言葉ですが、大学の数学の授業で初めに行うのは
義務教育による洗脳からの浄化
だそうです。
別に義務教育を批判しているわけではなくて、
”当たり前”と思っているところを疑ってみよう
というメッセージではないのかと思っています。
「xが大きくなったらyが小さくなるの、当たり前やん。証明なんかめんどい」
と思われた方
私も同意見です。笑
そういった意見を持った方は、大学で数学は少なくとも専門にはしない方がいいと思います。
高校と大学では数学の内容が大きく違います。
ただ単に数学ができるからや、高校の数学が好きなだけで大学でも数学を専門にしようとすると、エライ目に遭うかもしれません。
僕も、高校の頃にこんなことを知っていたらなーって思っています。
ですので、高校と大学では学ぶ数学の内容が大きく異なるというお話でした。
実は今回はまだ前編で、後編では
数学とは言語である
という話をしようと思います。
実際にxが大きくなればyが小さくなるという”きちんとした”証明もしていきます~!
後編はこちら↓